2018年12月23日日曜日

ぬ~っ(効果音)



 只今現地時間で朝の10時56分、晴れ、気温は今ぴったり6℃ですね。上は今現在の管理人の様子になります(日々の有象無象に揉まれつくしたかお)。今日が、朝の時間を自分のためダケに過ごすことが出来ている今年初めての朝なんです。尚その今年もあと一週間ほどで終了になるとの噂もありますが。こちらを更新出来なかった2017年中盤から2018年にかけて、両爬的な意味でも私生活的な意味でもほぼ毎日1個のペースで色んなことが起きていました。急ぎ足で雑な文章になりそうですが、本当に目ぼしい出来事だけでも抜き出しておこうと今PCに向かっています。未だに時々覗いて下さっているモニターの向こうの貴方様に感謝しながら。

 さてまず一点目ですが、2017年の秋に「両生類・爬虫類専門誌Caudata」が創刊されました。本誌はこのノートを書いている現段階でvol.2までが刊行されており、すごく評判が良いようです。2号はYahooショップにて購入が可能で今見たら大人の科学や、並みいるマニア雑誌面々を押しのけて自然科学雑誌カテゴリで堂々1位にカテゴライズされていますね。内容はあまりにすごく自分がここでゴチャゴチャ書くよりもとにかく読んでとしか言い様がないんですが、創刊号には不肖管理人が書かせていただいたレポートも雑草もフィールドの賑わい的に参加させて頂いているので箸休め的に読んで頂ければと思います。予定通りにことが運べばまた3号でもお目にかかれるかもしれません。

 二点目は、管理人のtwitterのアカウントを作ったことです。ブログのような文を書くことは慣れていて楽に出来ますが、「短い言葉をしゃべる」という活動は今までの人生ほとんどしたことがありませんでした。そのためわりと活性の低いアカウントになっていますが、生きてるかどうか位は確認出来ます。知っている方か、趣味趣向に共通点が「わかる」みたいな人からのフォロー以外、リムーブしてしまうので、できたら一言リプ等頂けると助かります。よろしくお願いいたします。




 それから三点目、様々な悲しい別れについて。管理人の両生類・爬虫類趣味に理解を示し、わからないなりにいつもうちで飼ってるボアコンを話題にしてくれていた義母が去年の冬、胃癌によってあっという間に死んでいきました。告知があってからわずか5週間しか生きられなかったという。彼女がいつもかわいがっていた我が家のコモンボアも同じころに死にました。年齢が分からない個体だったのですが、勝手にどんどん痩せていき亡くなってしまいました。

 ゾウガメを飼いたい人へというエントリーでは笑わせてくれた米スミソニアン国立動物園のゾウガメ「アレックス」も、1956年から62年に亘る長い動物園勤めを終えました。最後は安楽死でした。自分も世話した動物だけに悲しいですが、死んだあとどうやって施設から出したかも地味に気になりましたね……なにしろ250キロ以上ある巨体なので。ずっと我が家のアイドルだったギンバトも、この11月の終わりに、咲き終わった花が落ちるかの如くポロンとあっけなく死んでしまいました。2002年4月24日が誕生日だったので、来春17歳になるところでした。

 こうしてみると本当に人やモノ、生き物の出入りが激しかったここ1年ですが、それなりに出会いも沢山あったことも確かです。去年の年末からひっそりと我が家のメンバーに加わっているサラマンダーのことなど、いずれ別のノートにまとめてみたいです。




 例のごとくつらつらと書き進めてしまいましたが、特に義母の件では人はこんなにもあっさりと死ぬのかとむなしくなり、またこれからのわが身の振り方についても考えさせられました。そんな中で時々自分のブログに帰ってきて過去記事や書いたものを眺めなおし、ブログ形式だとやはり過去の記事への読みにくさがついてくるし、存在としても脆弱なので、どこかで特に気に入っているノートだけ抜き出してまとめてみたいなあと考えています。なにしろ、この自分自身だっていつ死んでしまうかわからないのですから。ただの駄文の堆積物であっても、どこかの誰かの何かの役に立つこともないとも限らない(かもしれない)。

 最後に上の写真ですが、左が我が家の恐竜の現在の様子となります。ハッチから3年が経過しました。どうも常に発熱しているし、腹部にオヘソらしき窪みがあったり、ひょっとして恐竜ではないのでは?とも思い始めましたが、考えても始まらないので毎日餌をやったりして必死に育成しています。成長後の姿を知らずに生物を育てることは不安で、正直みんなこんな気の狂いそうなアクティビティよくやるなと思いますが、うちで飼育しているサラマンダーに霧を吹いてくれたり、単純労働的な局面で役に立つところも出てきました。とすると家畜の一種か…?

 写真右は牛ではなく、巨大に成長したカニス・リディキュローシスです。私の本当の息子にあたるわけですが、常軌を逸した愛想の良さで声を掛けるだけでも尻尾を振り始める仙尾筋群の活発さを見ると、こいつは亜種ワグテリエンシスの可能性もありますね。ああ、本当にこの世は分からない事だらけだ。みんな学名なんか信じちゃいけない。


2017年3月31日金曜日

活動報告

Thamnophis sirtalis sirtalis


 ご無沙汰しております。北バージニアより今日とれたてのイースタンガーターヘビの写真をば(クリックで少し大きくなります)。例の如く、写真では見にくいですがこれ、個人的にガーターの一番好きな体色の傾向です。こうして外で春先の複雑な光を受けていると、「蛍光グリーン」というか、もうそれ自体が発光してるんではないかと思うくらい綺麗に見えるのですけどね~・・・、家に持って帰って飼育ケースなどに入れるとただの「色褪せた黄色っぽいガーター」になってしまって、籠に入れたら茶色くなってしまうあの童話の「青い鳥」に出てくる鳥を彷彿とさせます。

 この場所ではほかに姿は見えないものの、ピッカレルガエル(Lithobates palustris-ヒョウガエルに似てる中型のけっこうきれいなカエル)の、耳を澄まさないと聞こえないワビサビ系のコールも少し聞こえてきて感動した半面、期待していた水辺のサラマンダーはただの1匹も見つけることが出来ませんでした。こういうことがあると、何らかの理由で湧き水の量が減ってしまったのではないか?とか、どこかの家の庭から化学肥料が流れ込んで水質が変わってしまったのではないか?とかすぐ悪い方に考えて人生に絶望してしまうので(笑)、また出来たら若干気候条件の違う日に再挑戦して、何か収穫があることに期待したいと思います。

 さて体重12キロ近くにまで成長した恐竜を体にくくりつけてフィールドグッズをしょって、寒い中大汗をかきながらなぜにこうして歩き回っていたかというと、今自宅で作成している文章にどうしても付け足したい写真を撮りに行っていたのでした。恐竜は生後1年半を迎えますます活発で、最近は微妙に人間の言葉を発するようになってきており、管理人が藪に手を突っ込んだり倒木をひっくり返したりする度に「いた!いた!」とか、「でかい!」等と(対象のいきものがいるかどうかとは関係なく)自分の口真似をしてくるので、なかなか生き物探しに集中することが出来ません。そんな状況にも負けず一生懸命したためている文章ですが、そのうちどこかでお披露目出来るかもしれませんので、その場合はまたこちらにて告知させていただけたらと思います。