2013年12月8日日曜日

 数日前に爬虫類は意外と頭がいいというメモを書きましたが、昨日のニュースに「鼻に小枝広げ止まり木探す鳥を誘惑 ワニの餌取り方法」というものが載っていました。主にアメリカアリゲーターの間で観察されたものですが、エサをひきつけるために道具を使うというのは、一部の鳥や哺乳類にはしばしば見られる行動だけど、爬虫類としては今まで知られていた彼ら一般の頭の使い方とは一線を画すもので、本当に本当だったら大きな発見です。仮にこれが条件反射の応用だったとしても尚、すごい事です。去年のメモに書いた「いつかおおきな池で、おおきなワニを飼ってみたい」という気持ちがまた新たになりました。爬虫類好きならきっと誰もが憧れる存在・・・それがワニ。

 しかしこのようなニュースを見た、時どこか納得させられる雰囲気が、ワニの仲間にある事も事実です。その頭脳に関する逸話は実に沢山あって、よく知られたもので言えば飼い主とそうでない人を完璧に区別する、親が子を保育する事などに始まり、またある水族館の人の話では池で飼われているクロコダイルが、給餌の時間飼育員の方へ口を開けて待機することを覚え、さらには、エサを投げて貰いながらだんだんと水中へ向かって後ずさりしていく行動を繰り返すようになった=こうすることによって、食べ物をばらまく動物(人間)もまたそのうち水に落ちるのではないか、という思考をしているのではないかと考えられていることなど、枚挙にいとまがありません。あの神秘的な黄色やみどり、ヘーゼル色の瞳の奥深くでどのような事が起こっているのか分かるには、きっとまだまだ時間が要ると思いますが、これでますますワニが好きになりました。

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