2016年3月11日金曜日

ガーターヘビ



 写真上は今朝の午前10時、気温17℃の散歩道で見つけたイースタンガーターヘビ。アスファルトの上にぴちーっと張り付いてバスキングしていたところへ自分達がやってきたので、ハッ!としてシュッと縮まり舌チョロしている所(←ニュアンスすぎ)。このあと威嚇体勢をとって積極的に噛もうとしてきました。

 このへんではおおまかにわけると2パターンの外見をしたガーターヘビがいるように思います。ひとつは上の写真みたいな、クラシックなコモンガーターのパターンをしたもの。ちょっと青みがかったヘビが多い気がします。上のヘビもケータイカメラにはきちんと写りませんでしたが、腹へかけての鱗とその間の皮膚がうっすらと空色をしておりけっこう綺麗な個体でした。冬眠明けなのになかなか肉付きの良い美人です。コモンガーターは月末位から繁殖期に入りますが、今年は暖かい(というかもう暑いくらい)ので、ちょっと早めに出てきてお色直ししている感じでしょうか。これからウッドフロッグ(アメリカのアカガエル)やサザンレオパードフロッグ(ヒョウガエル)の繁殖が最盛期を迎えてオタマジャクシが沸きにわいてくるので、彼女もその子供達も将来安泰ですね。




 ほで、こちらがもう一方、茶褐色のタテ線タイプ。こちらはコモンタイプの写真を撮った場所から数キロの湖のはたの遊歩道で見つけました。本当に同じ種類?と思うくらい異なって見えます。

 これの写真を撮っている時車で通りかかったおっちゃんがいきなり窓から顔を出し「おお!リボンヘビだろ!子供の頃よ~飼ったわ。」と言って走り去っていった(笑)。しかしおっちゃんの勘違いも頷けるというか、ほんとに一見リボンヘビに見えるカラーリングです。それに生活スタイルも餌も殆どまるかぶりなので、ずっと勘違いしたままでも普通に飼えてしまうという。そんな彼らなので以前はガーターヘビとリボンヘビのハーフっていう可能性はあるのか?などと思っていたこともあります。突飛な考えにしても、生存競争上もっとも効率の良いパターンのひとつだというのは間違いなさそうです。そういえば先月末付けで、彼らイースタンガーターヘビは我がバージニア州の「州蛇」に任命されたそうな。本来なら歴史的にも意味を持つガラガラヘビが選ばれそうなところを、州知事に自ら出向いてロビー活動をしていた「ガーターロビイスト」は12歳の少年だったそうです。この国の政治は子供と貧乏人と、ビリオネアによって動かされる傾向があるようです。

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